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2017年8月30日 (水)

継ぎ手はしっかりとつくりたい

柱と梁が取り付くところを仕口(しくち)と呼び、梁と梁をつなげるところを継ぎ手(つぎて)と呼びます。

柱をつないでつくることはめったにありませんが、梁は、ほぼ必ずつなぎます。
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上の図は、「追っ掛け大栓継ぎ」といい、継ぎ手部分が弱くなるのを軽減しします。

ほぼ全てと言っていいほど、プレカットの構造では、下図の腰掛け鎌次ぎというつなぎ方をします。

Th2tmozc2l地震や台風など、家は横からの力が掛かることが多いので、同じ大きさの材料の場合に、どちらの方が丈夫そうかは、見て判ると思います。

「○○社の木の家は・・」なんてHPとかで綺麗な写真を見せられても、こういう部分に触れる会社は少ないでしょう。

当社では、必要な部分には必ず、「追っ掛け大栓継ぎ」もしくは「金輪継ぎ」を継ぎ手には施してもらいます。

やっぱり、木の家なら、木を組まなきゃね・・・
(腰掛け鎌継ぎはダメです・・ということではありませんよ)

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2017年8月29日 (火)

ベタ基礎のコンクリート一発打ち込み

構造体として、基礎はとっても気になるところだと思います。

誰でも出来るわけではないのですが、今進んでいる現場は、「ベタ基礎の一発打ち」で基礎をつくります。

一般の人には良く解らないかも知れませんが、普通は、耐圧盤といって、底の部分のコンクリートを打設し、その上に立ち上がり部分の型枠を組み、コンクリートを打ち継ぎます。

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上の写真、立ち上がり部分の型枠が浮いています。
一回で打設するには、扱いやすいトロトロのコンクリートでは、立ち上がり部分にコンクリートを打ち込むと、押されて下から出てきてしまうのですが、そこは、固めのコンクリートで上手に打ち込みます。

良い点は、固めのコンクリートをしっかりと打設することで、打ち継ぎもない一体の基礎をつくることができるから、十分な強度が担保できます。

凄いところは、自らこの方法を考案し、使用する部材などもオーダーして、若い職人も育てているところ・・

以前の現場で、一発打ちで・・ってお願いしたから、今回は「工務店からは2度打ちでもいいと云われたけど、この前、一発打ちで・・って言われたから今回もそうした。」 と御頭が・・

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地業(コンクリートの下部の砂利層)も、平にしっかりと固めないと、浮かし型枠が上手く組めないので、下地からキッチリと仕事をしています。

これ、普通のビルダーさんに依頼しても、たぶん出来ませんから、無理に依頼するのはやめた方がいいと思います。

請負元は、吉澤建設工業さんで、基礎工事は、鳶奈良さんです。

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2017年8月28日 (月)

木の表札

木の家には、木の表札を・・と、決めている訳ではないですが、木楽里でつくってくれたヒノキの表札、いいでしょ・・

建て主さんと木楽里へ行って、大きさやデザインを確認して、作成してもらいました。

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玄関ドアは、杉の柾目が綺麗だから、表札は、あえて桧の板目を横使いに。

1文字はバランスが取りづらいものですが、いいバランスでできました。

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2017年8月18日 (金)

地盤改良工事

飯能市は比較的地盤の良いところなのですが、たまたま悪い場所に当たったようで、改良工事が発生してしまいました。

今回は、いくつかの工法を比較し、RES-P工法という、細い鋼管をたくさん貫入させて建物の沈下を防ぐというものに決めました。

実のところ、何が最良であるかは難しいですが、現場の状況による作業効率や諸条件、コスト、残土発生無しとか、いろいろと検討してこの方法を採用しました。

実は、初めての採用なので、朝、他の用事を済ませてから現場に行ったところ、もう片付けに入っていて、施工状況は監督の撮影した動画で見せてもらったくらいです。

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オレンジの○のところに鋼管杭が打ち込まれていて

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こんなに細いのですよ・・・でも、3.5mの杭を120本弱打ち込んだので、まあ大丈夫でしょう。

それにしても、工事が早い・・・

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2017年8月15日 (火)

久しぶりに執筆

しばらくぶりに、機関誌ではありますが、執筆をしました。

一般の人には目に触れることは無いような「森林技術」という日本森林技術協会という社団法人が発行しているもので、NPO西川・森の市場に依頼がありました。

特集で、「木材生産者と消費者をつなげる」という、試みなどを4ページほどの枠で書いて欲しいということでしたが、メンバーに声掛けしたところ誰も手を挙げなかったので、代表の井上さん、理事の松澤さんと僕とで手分けをして書いたものを事務局がまとめ、掲載に至りました。

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若い頃は、建築雑誌などに掲載や執筆もいくつかあったのですが、最近はかなりマイナーな活動が多いです・・

でも、この機関誌を詳しく見ると、昭和26年から発刊し、今回が第905号とは、結構凄いです。

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2017年8月 9日 (水)

大きな家のリフォーム

大手メーカーでリフォームの見積りをしてもらったけど、イメージを変えるとなるとかなりの高額になってしまうと相談を受け、リフォームの設計・監理を依頼されました。

床下や小屋裏へも入って構造もチェックし、少しの耐震補強、少しの断熱補強、少しの間取り変更と少しのイメージチェンジというリフォームでした。
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耐震も心配だけど、もう何十年も暮らしているし、断熱性だけ良くなっても、住みやすくもしたいし・・・など、いろいろと相談しながら優先順位を決めました。

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屋根を軽くして耐力壁も増やし、間取りも少し替えて、だいぶご満足いただけたようです。

ただ、費用も、小さな新築ができるくらいは掛かってしまいましたが・・・

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2017年8月 7日 (月)

栗の木の手すり

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コウ設計の現場ではありませんが、とってもいい階段の手摺が付いていたので、勝手にブログにあげてしまいました。

知合いの建築家を、知合いの工務店に紹介し、先日、完成間際の現場に見に行ったときに発見しました。

設計者が、普通の手摺ではつまらない・・と云ったので、グリーンスマイルに行って見つけてきた・・と、棟梁。

栗の木で、つなぎなしの1本の木で、ちょうな削りのような加工で仕上げ、曲がり具合もいい感じです。

僕は、杉ですっきり造ってもらうようにしていますが、これはこれで、すごくいい・・・

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